こんなことになるなんて ≫2006.12.07 [Thu]

きっかけはちょっとしたことだった。

ほんの少しの油断か。一瞬の操作ミス。
その瞬間は大したことがないと思ってた。

でも思ってた以上に、事は深刻だったんだ……。

「調子はどう？」
「相変わらず。可はなく不可だらけよ。全然思うように動けないわ」
「……検査の結果が出たよ。悪いところは見当たらないって。だから、そのうち動けるようにな――」
「気休めはやめて」

　
「自分のことだもの、よくわかってるわ。貴方も本当はわかっているんでしょう？
　きっと直ることはもうないわ。だから……。もう、来なくても……」
「でもそれじゃあ俺の気がっ……！　俺のせいで、君は……」
「なに？　まだそんなことを気にしてるの？
　みんなも言ってたじゃない。あれは誰もがし得るミスだって。
　お前のせいじゃないって。ただ、運が悪かっただけ。
　だから、私のことは諦めなさい。」
「諦めろっ、て――。そんな馬鹿なことを言うな！
　まだやってないことがたくさんあるだろう！？」
「馬鹿は貴方よ。　確かに時間をかけてしらみつぶしに処置すれば治るかもね。
　でも、こんなことを言い争ってる時間もないんでしょう？
　それに、以前と同じように動ける保障はないじゃない。
　だったら、確実な手段を選びなさい。私の代わりは居るんだから」
「…………ごめん」
「だから気にする必要はないって。
　ほら、行きなさいよ。私は疲れたから、少し、眠る……ね？」

　
というわけで、お仕事中にサンプルをご臨終させちゃいました。
なんとか新しいものを使わせてもらうことになって準備しなおしたけど、結局進捗としては後退しただけです。
まったく仕事が進んでねぇよぉぉぉぉぉ！　一日無駄にした……。
果てが見えません。どーすりゃいーのさっ！